車体のスペックは更新され続ける状況にあります。
わかりやすいところだと、たとえばFlマシンは次から次へと規約によるスピード規制を受け続けながらも着実に以前より速いラップタイムを出せるようになっていきます。
エンジン出力ひとつとってみても、20年前は3000ccで500pS台がやっとだったのに今は900pSに届こうかという勢いです。
ひょっとして、トップクラスのものはすでにたどり着いているかもしれません。
ちなみに、1分当たりのエンジン回転数でいうと9000ちょっとだったのがほぼ倍の20000。
けた外れに甲高いあのモーター音はそのせいです。
周波数が倍になると音はちょうど1オクターブ高くなると言われています。
Flならぬ路上の車も、本質的には同じことです。
車雑誌の新車情報が毎月教えてくれているように、いわゆるスペック上の額面部分はどんどん向上しています。
エンジンが速くなるだけでなく、車内は広くなるし装備は豊富になるし、また、より静かにもなります。
問題は、そのスペック向上が普通の人々が生活で使うモノとしてのよさには必ずしも直結していないところにあります。
ラップタイムがよくなればすべて万々歳のFlマシンとは、そこがいささか違うところです。
たとえばオートマがいい例ですね。